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サキソニー

-サキソニー

フランネル、ツイードと並ぶ秋冬定番の素材。

メリノウールが使用され、梳毛(毛羽になる短い毛を取り除いたもの)の平織りもしくは綾織り。

メルトン仕上げで上質な織物、故に肌触りも良く重宝されてきた。

また、縮絨加工(毛端をフェルト状にする工程)を施されており、見た目はフランネルと類似する。

このフランネルとの違いでしばしば語られるのがサキソニー。

ここでもサキソニーを語る上で、フランネルとの関係性を簡単に説明しておきたい。

両者の違いには

・フランネルは紡毛、より重量感がある、フェルト感が強い

・サキソニーは梳毛、軽量、生地感はクリア、フォーマルに寄る

等があるが、現在は明確な定義ではなくなってきている。

あまりにも酷似した生地がある事や分ける必要性がないといった事から、一緒くたにしてフランネルとされる場合が多い。

しかし、素材としては確かに存在するサキソニー。

その詳細はあまり知られていないが、どのような素材なのかをある程度ここで頭の中に入れておいて頂きたい。

・サキソニー×生地

オーダースーツ 大阪 サキソニー生地

柔らかな肌触りと質感を持つ。

スーツ生地としてサキソニーを選んだ場合、綺麗な毛羽立ちを保つために馬毛ブラシを使用し

て手入れすることが肝要だ。

少しデリケートな部分があるので注意していただきたい。

また、雨の日の仕様も避けるべき素材。

これらに気を付ければ、サキソニーを大いに楽しむことが出来るだろう。

 

 

 

 

 

 

 

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