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コルヴォ名古屋・大阪ブログ

パターンオーダーとフルオーダーの違い。

なかなかわかりにくい違いで仮縫いがあるかどうか、などの誤解を生んでいます。

パターンオーダーはキャドシステムというソフトを使いベースの型紙に修正を加えます。

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フルオーダーもベースの型紙は、マスターゲージと呼ばれるものを使っています。

マスターゲージに修正を加えるという点でパターンオーダーとの差異はありません。

ざっくり言ってしまうと型紙を起こすときパソコン上で行うかの違いです。 ではなぜ、フルオーダーは一般に良いとされるのか?

それは対応範囲の差です。 人の手で型紙を引いた方が体型補正などの調整は、きれいに上がります。 キャドシステムはどうしても定められた項目の補正内容を打ち込み、機械的に補正をおこなうので複雑な補正だと違和感が出ることがあります。

(それでも精度は十年前に比べ断然上がっています。)

キャドシステムも指示さえしっかり出すことができれば、フルオーダーに引けのとらない皺のない、スーツが上がります。

ちなみに一般に胸、腰ポケット位置、前肩、後ろ首などの補正は内容まで指示を聞いてくれるパターンオーダー工房はないようです。

指示を出せるかどうかは採寸師の腕によるところが大きいのですが、、

ハウスモデルに自信を持っている店舗、ブランドはパターンオーダーを採用します。 またはそのブランドの形が好きだという方はパターンオーダーの方がハウスモデルのシルェットの再現率は高いです。

どうしてもフルオーダーは顧客の体に合わせるので、シルェットはブランドの提案するハウスモデルからは離れていきます。

補正を入れなければ再現率は高いです。ですので、フルオーダーのお店でもハウスモデルの再現率を高めたい場合にはあえて補正を入れない場合もあります。

最近のスーツはなで肩気味ですので、ブランド品、セレクトショップのオーダーメイドスーツでも背中に逆ハの字のシワ、月皺が出ていることが多いですね。 補正をいれ、皺を極良くなくすことにこだわるフルオーダーも、顧客の要望に臨機応変に対応すべきですね。

スーツのシルエット

自分に合った、スーツのシルエット選びってなかなか難しいですよね。

フォーマル度が高く、ビジネスシーンに向く、信頼を得るスーツの形は「ブリオーニ」の型が典型です。

割とテーラーでもブリオーニの型を参考にしている職人は多いです。

英国スーツみたいに固すぎず、畏まった感じが適度で平均的でベースにするには良いからです。

コルヴォも創業時はブリオーニの型を参考にしたものを使用していました。(現在は使っておりません。)

南伊(南イタリア)系のスーツはどちらかといえばカジュアルな形です。

フォーマル度の高いスーツの具体的な特徴は、

① 長い着丈

② 広い肩幅

③ フロントカット(一番下のボタンから裾の開き)が閉じ気味。

④高いVゾーン

⑤緩い腰の絞り

となります。

割と③のフロントカットは重要でスーツの印象を左右します。

政治家、固い職種、営業職の方は割とこうした形を好みます。

カジュアルに着たい方はこの逆にすればカジュアルなスーツになります。

 

2019629181753.jpeg(出典https://www.brioni.com/jpから)

ディテールとしては

① ピークドラペル

② チェンジポケット

③アメフラシ袖

を追加していけばカジュアルな印象になります。

 

ご自身の好み、これから自分自身に合ったスタイルを見つけたい方は参考にされてはいかがでしょうか?

夏の暑さを凌ぐ、麻素材(リネン)

最近、注目度が増している麻。

まだカジュアルな世界での流行のようです。

ちなみに麻にも種類があり亜麻のものはリネンとも呼ばれます。

1970年代まで麻は夏のビジネススーツとしても一般的でした。 カンカン帽に開襟シャツに生成りのスーツ。映画などで見たことあるでしょう。

現在では麻のスーツはビジネスの場では独特のシワ感があり、色落ちしやすいこともあり、生成り、白といった色味が多く、敬遠されがちです。

空調設備の整てっていない昔は少しでも涼しくということで麻も許容されていたのでしょう。

麻は、通気性、吸湿性に優れ、気化熱によって涼気を得られます 。

機能性に対しても、見た目は強い光沢があり、透け感と、独特の光沢で清涼感があります。

洗濯すればするほど柔らかく馴染み、白くなるという経年変化の魅力があります。

専門な話ですが一般的に夏物生地は通気性を確保するために、平織りで薄いので、光沢、質感、強度が落ちます。素材自体に光沢があり、強靭な繊維の麻は重宝されます。

麻の魅力とウールのメリットを兼ねた混毛生地も多くありますので、ぜひお試しを。

 

コットン、白スーツ【Corvo(コルヴォ)スーツ】

(麻とコットンの混毛生地のシャツ)

O様お仕立て

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O様お仕立てのジャケット。

バルベラよりグレーのダブルブレストに。

シルエットに拘り、抜群のスタイルがより栄えそうですね。

デニムと合わせる機会が多くなりそうだとO様。

是非着こなしていただきたく思います。

またお仕立てお考えの際はご連絡お待ちしております。

H様お仕立て

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H様お仕立てのタスマニアン2Pスーツ。

ネイビーチェックの綺麗な一着。

ネイビー系のスーツがお似合いのH様にはピッタリです。

裏地はシルバーとシンプルに。

お仕事では十分にお役に立てる事でしょう。

お引き取りお待ちしております。

M様お仕立て

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M様お仕立てのジャケット。

生地はゼニアのヘリテージ。

クラシックな雰囲気をモダンにアレンジした貫禄の一着。

皺回復性に優れた点から、プライベートでの使用シーンに幅が出ますね。

是非コーディネートを楽しんで頂ければと思います。

 

N様お仕立て

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N様お仕立てのブラックフォーマル。

使用シーンに適した生地感にサイズ感。

質にこだわり、長く着用いただけるスーツになりました。

またスーツの入用の際はいつでもご来店ください。

ご連絡もお待ちしております。

夏のドレスシャツ

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皆さん花粉は大丈夫ですか?

例年に比べ今年は多い気がします。

今までで一番、、某ワインみたいです。

しかし春の訪れ次は夏、暖かくなってもきましたね。

コートはそろそろ出番がなくなってくるところ、しまい込んでいる方も多いのでは。

かわりに薄手のジャケットやシャツの需要が増えてきます。

今年の夏も暑いでしょうから、対策としてシャツは拘っていただきたいところです。

定番ではリネン混の生地、クールマックス、粗目の綿100。

逆にポリエステル混は避けられることが多いです。

ただ近年では機能性の高いものがあります。

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吸水速乾に優れた生地。

人は冬場でも知らず知らずのうちに汗をかいています。

夏場だと当然比ではないですね。

額から滴り落ちるほどの汗をかくと不快感があります。

そこでクールマックス吸水速乾。

体感結構変わります。

実際に着てみて違いを感じることは、物事を理解し納得する手助けとなります。

働き方や拘りにもよりますが、気になる方は是非。

一度自分に合った素材を見つけてしまうと中々離れられない部分はありますが、新たな発見があるかもしれません。

K様お仕立て

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K様お仕立てのネイビースーツ。

生地はロロピアーナからタスマニアンをチョイス。

安定のハイクオリティーに裏地を花柄で合わせる洒落感。

高級感の漂う素敵な一着に仕上がりました。

K様にはさぞお似合いでしょう。

納品が楽しみです。

 

 

 

 

 

シャツにこだわる。④

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今日でこの「シャツにこだわる」を終わりにします。

高いシャツと安いシャツの違い。

初めは数千円のパターンオーダーのシャツで良いと思います。

サイズと襟型があっているだけでスーツがぐっと引き立ちます。

普段きているスーツの最低1割、欲を言えば2割、シャツにお金をかけることができたらより良いでしょう。

良いシャツは着た人にしかわからないものがあります。

価格の差は生地と縫製です。 シャツは本来、下着でした。

前と後ろが長いのは、前と後ろをボタンで留めて陰部を包んでいた名残です。(嘘じゃありません。)

男性の大事な部分に触れてたもの、ですので肌触りは重要です。

今ではインナーを着てシャツを着る方が大半ですが、本来は着ないのが正式です。

僕は、高温多湿の日本ではインナーを着ることオススメします。

肌触りの良い生地とは糸が細く、本数をしっかり使ったものです。

残念ながら日本では番手表記(高ければ細い糸)を上げて、糸の本数を減らした生地が多々出回っています。

「綿百パーセントはアイロンがかけにくい。」 は嘘です。

糸の本数がしっかり打ち込んである生地はハリがあり、形状記憶とまではいきませんがノンアイロンでも問題なく着れます。

スーツ生地でも同じスーパー120でも値段が違う場合には、この原理があります。

縫製については長くなるのでまたの機会に。

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