ホーム>コルヴォ名古屋・大阪ブログ

コルヴォ名古屋・大阪ブログ

CARLO BARBERA(カルロ バルベラ)ご紹介

十五夜、中秋の名月を過ぎ、夏の激しさが和らいできましたね。
Corvoでもご成約の数と共に秋の訪れを感じています。
さて、今回は生地メーカー界でも並々ならぬこだわりをもったブランド、CARLO BARBERA(カルロ バルベラ)についてご紹介していきます。


2019914192426.jpg
バルベラは1949年、イタリアのピエモンテ州ビエラにて生地メーカーとして設立されました。
カルロ・バルベラの製品はゼニア、ロロピアーナ、デルフィノ、チェルッティと並んで五大生地ブランドといわれ、世界で高く評価されています。

また、ピエモンテ州では『バルベラ』という品種の赤ワイン用ブドウも多く生産されています。
日本では毎年ヴォジョレー・ヌーボーが人気となっていますが、本来は
温度、湿度を管理した蔵やワインセラーなどで数年から寝かせ、味のバランスを整えてから楽しむものです。
ワインとは生き物であり、さらに高級になればなるほど味は大きく変わります。

ときに、生地メーカーのカルロ・バルベラでは他社に見られない独自の、伝統的な製法があります。
買い付けた原毛を、その特性を引き出すため約7度の気温、75%の湿度に保たれた蔵で半年から一年ほど寝かせて
ウールにとって一番良い軟水を使いながら染色し、
効率重視でない、伝統的な機械でゆっくりと空気を含ませながら生地を織りあげています。
まるでワインのような製法ですね。

 

201991419254.jpg

カルロ・バルベラも原毛がSuper130's~と細めなことから、マイクロチェック柄も得意です。
ポイントとしてトレンドの色を大胆に入れているため、イタリアらしい粋を表現した遊び心のあるデザインが豊富な事が特徴です。
また、チェック、ストライプというベーシックにこだわらない個性的な柄も多いです。
肌触りはなめらかでさらりとしており、上品にこなれた雰囲気を演出してくれます。


201991419266.jpg
先日、バルベラも19AWの新作が入荷いたしました。
秋冬に向けたウール100%のふくよかでハリのある生地と、フランネル生地が多数おさめられたバンチは見ごたえがあります。
生き物のように、育て上げるように生地を作り出すカルロ・バルベラ。一度味わってみてはいかがでしょうか。

201991419301.jpg2019914192650.jpg

スーパー200の生地でスーツを仕立てる。①

ロロ・ピアーナから届きました。

ロロ・ピアーナの最高峰のコレクション「ゼニス」にある、スーパー200の生地です。

2019824153554.jpg

いままで、スーパー170を日常使いに、冬用のここぞの一着にゼニスのカシミヤ、ビキューナ混の生地を昨年に2着仕立て、通年用には次は何かと迷い、この生地に至った次第です。

これらの高価なスーツはテーラーが許される数少ない贅沢です。

せっかくなので、当店のフルハンドラインで作るものか、迷いに迷い フルハンドメイドラインの中でも最も上質な縫製にしようと、地場のテーラーさんにお邪魔しました。

何故、テーラーさんにお願いしたか、芯地などの細部にもこだわりたくなったからです。

あれこれと注文を付けるわけですから、意思疎通がしやすい、馴染みの地場のテーラーさんということになったのです。

去年はホワイトカシミヤのコートをお願いしています。今回で二度目の注文です。

前回のホワイトカシミヤのコートは賛否があるのは覚悟の上でしたが案の定、賛否が分かれました。(笑)

生地の色はともかく、ポロコートとしては最高の出来栄えでした。

ヘビーウェイトの生地でしたが着ると重さを感じさせないのは、首と肩に重さが分散して肩に乗っている、すなわち良い仕立ての証です。

2019826164038.jpg

この生地は驚くような軽くしなやかさ、肌触り、光沢、ドレープがある反面、撚りが甘く、コシがなく、毛羽立ちがあり非常にデリケートな生地です。

非常に扱いにくい生地です。 この生地を活かす仕立ては構築的な固い毛芯が相性が良いと考えました。

しかし、テーラーさんのご提案で「風合いを生かすあえて柔らかい毛芯はどうか」といわれ「お任せします」と一言。(笑)

今度、インポート物の毛芯を仕入れていただけることに。

201982616412.jpg

ちなみに毛芯は縦糸はコットン、緯糸はウール、獣毛、化繊で構成されています。

この写真の毛芯は二層構造ですが通常の冬用の毛芯はフェルト、胸増芯、台芯と3層構造になっています。

2019826164310.jpg

(わかりずらいかもしれませんが冬用の毛芯は3層です)

一般に最高級のものは本バス毛芯といわれます。

バスは漢字で書くと馬巣です。 通常は胸増芯に馬の鬣(たてがみ)を使ったものをバス芯といい、馬のしっぽの毛を使ったものを本バス芯といいます。

特にベストはダブルのショールカラーにしたいのと、この生地で仕立てる上で毛芯を使いたかったからです。

通常、ベストはスレキまたは、接着芯を挟み、毛芯を入れるという事はしません。

夏場ジャケットを脱ぐことを考慮すれば、「ジャケットの代わりなるベストを」という事で構築的な物を注文しました。

テーラーさんと二時間ほど談笑してしまいました。 テーラー特有の苦労話とか(笑)、先輩としての貴重な経験談お聞かせ頂きました。 仮縫いが楽しみです。

ロロピアーナ新作紹介

大阪店がオープンし、一週間がたちました。

ここで改めてCorvoの主力であるロロ・ピアーナについてと代表的な生地コレクションの 特徴についご紹介していきたいと思います。

ロロ・ピアーナは1924年、イタリアのピエモンテ州ベルチェッリ県クアローナで、最高級カシミヤと最高級ウールを扱う生地メーカーとして創業されました。

ベルチェッリ県の隣には数々の生地メーカーの工場が建つ高級織物産地として有名なビエラ県があり、ロロ・ピアーナも名門生地メーカーとしてその名を連ねています。

ロロ・ピアーナがここまでのメーカーとなれたのは「最高の製品のみを保証する」というポリシーがあり 「ミル」という、工場や織機を所有し、糸の原料である繊維の生産から毛糸の紡績、服地の織布といった生産を主とする毛織物工場の枠だけでなく 布地の流通、さらにオリジナルの洋服、小物の製品化まで自社で一貫して行うSPAという業態をとり、そのクオリティを維持しているからです。

オリジナルの製品は、洋服や小物をメンズだけでなくレディスやキッズ向けにもさまざまなアイテムを展開しており、 ラグジュアリーなトータルファッションブランドとして世界のハイクラスな方々から愛されています。 高い生地と言えばSuper●●'s表記、と形容してもいいほど高級生地ブランドは原毛の細さに拘り、滑らかさと艶を追及しているものですが ロロ・ピアーナの生地のなめらかで柔らかい手触りと、しっとりとした上品な艶は他のブランドからも一線を画しており スーツに詳しくない人にも、触れるだけでその高級感が伝わるでしょう。

また、ロロ・ピアーナは細番手ゆえの凝った織り方をした繊細なテキスタイルデザインも魅力です。

同系色だけで織り上げるのではなく、色糸をポイントとして入れることで深みが出、また馴染みやすさも兼ね備えます。

チェック柄が特にロロ・ピアーナらしさが出やすく、遠目からは無地に見間違えるようなマイクロチェックがおすすめです。

TASMANIAN Super150's Wool このタスマニアンは、ロロ・ピアーナの名前が世界に広まるきっかけとなった、代表作ともいえるシリーズです。

2019824154329.jpeg

上質なSuper150'sのタスマニア産メリノウールを100%使用し、最新テクノロジーによって織り上げると 柔らかい手触りと艶に加え、耐久性、防シワ性などの実用性も兼ね備えた仕上がりになります。

さらに蒸発性があり、重さも250gと軽いため、オールシーズン着用いただけます。

柄は代表的なシリーズということでカラーバリエーションが多く、ロロ・ピアーナらしいデザインが多くあり、 もちろん定番のデザインもありますが、柔らかみのある絶妙な色味で作られています。 生地の性能、デザインから、日本のビジネスシーンに一番馴染むコレクションと言えるのではないでしょうか。

 

2019824153554.jpg

WISH Super170's Wool WISHとはオーストラリア産のスーパーファインメリノウールの中でもSuper170'sという極細の原毛を100%使用して織り上げられた ロロ・ピアーナのなかでも最上級に位置するシリーズです。

カシミヤに匹敵するとも言われる、肌に吸い付くような柔らかい風合いと、それからなるドレープ感は 着る人の格を上げ、ここぞの勝負スーツとして活躍してくれるのではないでしょうか。 WISHの生地見本が先月より新しくなったのですが、前回まで270gだったのが260gへと軽くなりよりオールシーズン向けへ。 肌触りは少しシャリ感が出たことから、糸の撚りをさらに強くしたことが分かります。

柄も元々タスマニアンと比べると落ち着いた色柄が多かったのですが、新作はより色糸を使った生地が増え ロロピアーナらしさが顕著になったように感じます。

前作より耐久性が上がり、柄の馴染みやすさも含め通常のビジネスシーンに合うようにもなりました。

Wool & Cashmere FLANNELS 最高気温を出すかという季節にご紹介するのは気が引けるのですが、冬の生地にも変化がありました。

いかにも冬用の生地、という起毛したフランネル生地となっているこのシリーズ ウールの丈夫さ、暖かさという要素を軸にして、 カシミヤの配合は5%ではありますが、特徴のぬめり感のあるしなやかさも表現された生地となります。

柔らかくもしっかりした生地ですから、仕立て上げればドレープが美しく出て、品よく優しい印象になります。 デザインは冬用と言っても暗い色のみに落ち着かず、ロロ・ピアーナらしく多色混ぜ込んだり、ポイントの色使いで重くなり過ぎないようになっています。

今回の新作は紫の色糸を使ったデザインがあり、遊び心を持ちつつも優雅で高貴な大人の男性を演出してくれます。

大阪店リニューアルオープンのお知らせ

大阪店リニューアルオープンのお知らせ 8/1より、ヒルトンプラザイースト4FにてCorvo大阪店をリニューアルオープンしております。

また、ご購入いただいたお客様にはささやかながらプレゼントをご用意いたしました。

お知らせページ( http://www.sartoriacorvo.com/contents/2019/07/post-97.php )

営業時間は11:00~20:00、年中無休へ変更となっております。

お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りくださいませ。

パターンオーダーとフルオーダーの違い。

なかなかわかりにくい違いで仮縫いがあるかどうか、などの誤解を生んでいます。

パターンオーダーはキャドシステムというソフトを使いベースの型紙に修正を加えます。

2019630143934.jpg

フルオーダーもベースの型紙は、マスターゲージと呼ばれるものを使っています。

マスターゲージに修正を加えるという点でパターンオーダーとの差異はありません。

ざっくり言ってしまうと型紙を起こすときパソコン上で行うかの違いです。 ではなぜ、フルオーダーは一般に良いとされるのか?

それは対応範囲の差です。 人の手で型紙を引いた方が体型補正などの調整は、きれいに上がります。 キャドシステムはどうしても定められた項目の補正内容を打ち込み、機械的に補正をおこなうので複雑な補正だと違和感が出ることがあります。

(それでも精度は十年前に比べ断然上がっています。)

キャドシステムも指示さえしっかり出すことができれば、フルオーダーに引けのとらない皺のない、スーツが上がります。

ちなみに一般に胸、腰ポケット位置、前肩、後ろ首などの補正は内容まで指示を聞いてくれるパターンオーダー工房はないようです。

指示を出せるかどうかは採寸師の腕によるところが大きいのですが、、

ハウスモデルに自信を持っている店舗、ブランドはパターンオーダーを採用します。 またはそのブランドの形が好きだという方はパターンオーダーの方がハウスモデルのシルェットの再現率は高いです。

どうしてもフルオーダーは顧客の体に合わせるので、シルェットはブランドの提案するハウスモデルからは離れていきます。

補正を入れなければ再現率は高いです。ですので、フルオーダーのお店でもハウスモデルの再現率を高めたい場合にはあえて補正を入れない場合もあります。

最近のスーツはなで肩気味ですので、ブランド品、セレクトショップのオーダーメイドスーツでも背中に逆ハの字のシワ、月皺が出ていることが多いですね。 補正をいれ、皺を極良くなくすことにこだわるフルオーダーも、顧客の要望に臨機応変に対応すべきですね。

スーツのシルエット

自分に合った、スーツのシルエット選びってなかなか難しいですよね。

フォーマル度が高く、ビジネスシーンに向く、信頼を得るスーツの形は「ブリオーニ」の型が典型です。

割とテーラーでもブリオーニの型を参考にしている職人は多いです。

英国スーツみたいに固すぎず、畏まった感じが適度で平均的でベースにするには良いからです。

コルヴォも創業時はブリオーニの型を参考にしたものを使用していました。(現在は使っておりません。)

南伊(南イタリア)系のスーツはどちらかといえばカジュアルな形です。

フォーマル度の高いスーツの具体的な特徴は、

① 長い着丈

② 広い肩幅

③ フロントカット(一番下のボタンから裾の開き)が閉じ気味。

④高いVゾーン

⑤緩い腰の絞り

となります。

割と③のフロントカットは重要でスーツの印象を左右します。

政治家、固い職種、営業職の方は割とこうした形を好みます。

カジュアルに着たい方はこの逆にすればカジュアルなスーツになります。

 

2019629181753.jpeg(出典https://www.brioni.com/jpから)

ディテールとしては

① ピークドラペル

② チェンジポケット

③アメフラシ袖

を追加していけばカジュアルな印象になります。

 

ご自身の好み、これから自分自身に合ったスタイルを見つけたい方は参考にされてはいかがでしょうか?

夏の暑さを凌ぐ、麻素材(リネン)

最近、注目度が増している麻。

まだカジュアルな世界での流行のようです。

ちなみに麻にも種類があり亜麻のものはリネンとも呼ばれます。

1970年代まで麻は夏のビジネススーツとしても一般的でした。 カンカン帽に開襟シャツに生成りのスーツ。映画などで見たことあるでしょう。

現在では麻のスーツはビジネスの場では独特のシワ感があり、色落ちしやすいこともあり、生成り、白といった色味が多く、敬遠されがちです。

空調設備の整てっていない昔は少しでも涼しくということで麻も許容されていたのでしょう。

麻は、通気性、吸湿性に優れ、気化熱によって涼気を得られます 。

機能性に対しても、見た目は強い光沢があり、透け感と、独特の光沢で清涼感があります。

洗濯すればするほど柔らかく馴染み、白くなるという経年変化の魅力があります。

専門な話ですが一般的に夏物生地は通気性を確保するために、平織りで薄いので、光沢、質感、強度が落ちます。素材自体に光沢があり、強靭な繊維の麻は重宝されます。

麻の魅力とウールのメリットを兼ねた混毛生地も多くありますので、ぜひお試しを。

 

コットン、白スーツ【Corvo(コルヴォ)スーツ】

(麻とコットンの混毛生地のシャツ)

O様お仕立て

2019410163424.jpg

2019410163450.jpg

O様お仕立てのジャケット。

バルベラよりグレーのダブルブレストに。

シルエットに拘り、抜群のスタイルがより栄えそうですね。

デニムと合わせる機会が多くなりそうだとO様。

是非着こなしていただきたく思います。

またお仕立てお考えの際はご連絡お待ちしております。

H様お仕立て

2019331185950.jpg

201933119015.jpg

H様お仕立てのタスマニアン2Pスーツ。

ネイビーチェックの綺麗な一着。

ネイビー系のスーツがお似合いのH様にはピッタリです。

裏地はシルバーとシンプルに。

お仕事では十分にお役に立てる事でしょう。

お引き取りお待ちしております。

M様お仕立て

201933119620.jpg

201933119541.jpg

M様お仕立てのジャケット。

生地はゼニアのヘリテージ。

クラシックな雰囲気をモダンにアレンジした貫禄の一着。

皺回復性に優れた点から、プライベートでの使用シーンに幅が出ますね。

是非コーディネートを楽しんで頂ければと思います。

 

ページ上部へ