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2022年4月

夏のジャケット生地や仕様について

こんにちは!

 

コルヴォスタッフの長坂です。

 

本日は夏のジャケット生地や仕様についてです。

 

夏場の服装として定着しつつあるクールビズですが、普段毎日スーツを着ているビジネスマンにとってはいかにスーツを涼しく快適に過ごせるかというのはとても重要ではないでしょうか。

 

まず、クールビズとは??

→環境省が提唱する環境対策で生まれた言葉。

温室効果のガス削減のために冷房時の室温を28℃で快適に過ごせる軽装や取り組みを促すライフスタイル。

 

簡単にまとめると、夏の軽装によって、冷房の使用を節約しようとする取り組みのことで、

個々の事情に応じて柔軟な服装を選択し、一人ひとりが働きやすい服装で働ける、さらに柔軟な働き方をサポートする省エネ、省Co2を図る取り組みのことです。

しかし、このクールビズですが令和2年度で廃止されたことはご存じでしょうか。

 

令和2年以降は、各自が気温に適した服装をするようにと呼びかけられているのです。

 

ですが、今後も夏場はクールビズのような格好になることが考えられるため、スーツのカジュアル化も進み、ジャケットを脱いだ装いも整えていくことが大切です。

 

ジャケットを選ぶ際のおすすめをご紹介したいと思います。

 

●前釦

スーツの前ボタンは2×1が一般的です。個人的には、ジャケットは3×1の段返りがおすすめです。

2つと3つの違いは3つの方がボタン分が膨れ上がって胸が立体的に見えます。

他にも、段返りがナポリ系に多く、リラックススタイルなのでおすすめです。

 

●衿型

衿はノッチがおすすめです。リラックスした感じでカジュアルに見えるのでジャケットにはおすすめのスタイルです。

 

ジャケットの際は芯なしにされると着心地が柔らかくてとても涼しく着ることができます。

 

●裏仕様

裏仕様は、シワになりにくく汗もしみにくいスーツが長持ちしやすい「総裏」、暑い時にぴったりな「背抜き」、段返りや芯なしと合い贅沢な感じに見える「アンコン」があります。

背中にシワがなりにくい「総裏」がおすすめですが、夏場でとても暑いのでジャケットの場合は段返りと合うアンコンが良いと思います。ナポリ系になるので3×1の前ボタンや、ノッチの衿と相性が抜群です!

 

このようにジャケットに合う組み合わせもあるので夏に暑いかなと思っている方も沢山いるかと思いますが安心ください!私も夏用でしかもジャケットに合う組み合わせがあるのを勉強して初めて知りました(汗)

 

夏用のジャケットはスーツよりもなめらかで通気性に優れている生地やサラッとした手触りの生地が多いです。

 

主には、綿やリネン(麻)、ウール等で生地が作られています。

 

リネン(麻)素材は、シャツやTシャツにも使用されていて身近な素材です。

 

リネンは高級素材として古くから扱われていて、肌着としても使用されていたみたいです。

 

麻の機能性としては、硬くしっかりとした手触りと、手ばたちの少なさからくる光沢、そして肌触りの良さがあります。

 

リネンのシワのなりやすさを心配される方も多いのではないでしょうか。

 

確かに、スーツなので使用されているウール100%の生地に比べるとシワはできやすいです。

 

ですが、リネンのシワは細かく、綺麗で、よりカジュアルさを演出してくれます。

 

綿は普段の衣服でも多く使用されているので身近に感じる方も多いかと思います。

 

綿には高い吸湿性があります。

 

コットンは吸水性も高く肌触りが良いので、ジメジメとした日本の夏に適している素材です。

 

染色性にも優れているので、ファッション性の高い色合いを表現できるのもコットンの特徴です。

 

このウール、シルク、リネンの3つの素材が夏ならではの素材を混ぜた生地は夏のビジネスシーン、カジュアルシーンで重要な高い快適性を生んでくれます。

 

もちろん、それぞれ良いところ悪いところがあるのでそこを補いながら良いところを出していきます。

 

ウールの放湿性・除菌性などの機能、シルクによる高級感あふれる光沢、リネンならではの風合いを出し、それぞれの良いところを引き立てています。

 

さらにウールの暖かさは、リネンやシルクが入ることで夏向きな感じで涼しい感じが出て、シワになりやすいリネンも他の素材が助けてくれます。

 

シルクは繊細ですが、耐久性もウールやリネンが入ることで補えます。

 

季節ごとに変わる素材の違いも楽しめます。

 

夏用のジャケットは、スーツよりもかなりリラックスして見えますがリラックスしすぎている感もない絶妙なラインを狙うのがおすすめです。

 

夏用ジャケットの良い点は、

 

・スーツよりも堅苦しく見えないがキマって見える

 

・おしゃれに見える

 

・生地が柔らかく薄いので過ごしやすい

 

などなど良い点が沢山あります。

 

カチッとしながらもカジュアルな雰囲気がとってもいいですね!

 

そこで今回私の好きなジャケットの生地をご紹介したいと思います。

 

1つ目はJERSEY(ジャージー)の生地です。

 

JERSEY(ジャージー)はとても柔らかくて、体の動きに合わせてフィットするストレッチの効いた生地です。

 

実際に私が触ってみても名前の通り、ジャージのようなかなりストレッチが効いていてとても着やすそうです。

 

ジャケットの生地にこんなストレッチがあるものを初めて触りました。本当に驚きました。

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この生地はバリエーションが4色あります。

 

全部私の好きな感じの色ですが、特におすすめの色はこの緑色の生地です!

 

淡い緑でおしゃれに見えますし春夏にぴったりの涼しそうで軽く見えます。

 

この生地はウール100%ですが触ってみると薄くて、肌に当ててみてもサラッとしていてきやすそうな感じがして、肌着のような感覚です。

 

2つ目の生地はGIACCHE(ジャッカ)の生地です。

 

GIACCHE(ジャッカ)の生地はチェック柄の多いジャケット生地です。

 

ABITI(アビティ)は、ウール、シルク、リネンで作られている生地ですが、GIACCHE(ジャッカ)の生地は、ABITI(アビティ)の生地よりも織りが甘いです。

 

GIACCHE(ジャッカ)の生地をみてみると、チェック柄って服屋さん行っても結構似たようなものが多いのですがこの生地はあまりみたことのないようなチェックが本当に多いです!

 

私はチェックが好きで持っている服でも多いのですが、みたことのない様々なチェックがあるのでみていて本当に楽しいです!

 

是非皆さんにもみていただきたいと思いました!

 

遅くなりましたが、GIACCHE(ジャッカ)の生地の中でもおすすめの生地はこちらです。

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この生地はバリエーションが3色あります。

 

この中で好きな色は青色の生地です。派手な青色ではなく上品の感じの青色です。

 

触ってみると少し硬いですが、肌に当てると嫌な感じが本当にしないです。この生地は触って涼しそうというのがわかります。

 

青色がメインの色ですが、茶色や白、少し濃い青など様々な色で織ってあるので、とても深みが出ています。

 

柄物は合わせにくいとよく耳にしますが、シンプルのパンツとだと基本的に合わせることができます。

 

上着が柄物ってだけでおしゃれに見えるので1つクローゼットにあっても困らないです。

 

様々なチェックがあるので、この夏いつもと違う柄物を選んでみてはいかがでしょうか。

 

 

別件ですが、私の自己紹介を少ししたいと思います。

私は以前、パーソナルトレーナとして働いていました。得意分野はダイエット/シェイプアップです!

●174cm/85kgのお客様

5ヶ月間厳しい食事制限等せず週一回のトレーニングとご自宅のトレーニングで−7.3kg、ウエスト−7cmに成功!

●167cm/62kgのお客様

2ヶ月半で食事制限せず、週一回のトレーニングのみで−3kg、ウエスト−2.4cmに成功!

などの実績があります。

今までの経験などを活かして、スーツに似合う体型になるためのコラム等も発信できたらと思っているのでよろしければ是非ご覧ください!

ロロ・ピアーナの各コレクションのご紹介

こんにちは

コルヴォの長坂です。

4月入社の新人です。

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今回はコルヴォが取り扱うLoro Piana(ロロ・ピアーナ)のご紹介をいたします。

 

Loro Piana(ロロ・ピアーナ)は1936年にイタリアのクアローナで創業された最高級カシミヤと最高級ウールと既製服を取り扱う生地メーカー兼プレタブランドです。

Loro Piana(ロロ・ピアーナ)の高品質な生地は、キートンやブリオーニといった、世界各国の最高級スーツブランドにも使用されています。

 

また、カシミアやウールといった高級素材を取り扱う服地メーカーとして、世界トップシェアを誇り、原料の調達から生地まで徹底的に高い質を追求しているのが特徴です。

 

毎年オーストラリアで取れる羊毛の中でもS U P E R100’s以上のトップレンジ原毛の30〜40%を買い付けるといわれている生地は、キートンやブリオーニ、ベルベスト、イザイアなど世界でも人気の高い高級ブランドにも供給され続けています。

Loro Piana(ロロ・ピアーナ)の生地はイタリアらしく艶やかで発色の良いものが多く、柔らかな手触りと着心地の良さが特徴的な生地が数多く揃っています。

価格も比較的リーズナブルなエントリーモデルから、Loro Piana(ロロ・ピアーナ)お得意のスーパーファインメリのウールを使用した上級者向けのハイクオリティなものまでバラエティーに富んでおり、洋服好きを飽きさせない品揃えとなっています。

 

●Tasmanian(タスマニアン)

Loro Piana(ロロ・ピアーナ)のコレクションの中で最も代表的で、名前を世界に知らしめるきっかけとなり、世界中のアパレルで大絶賛されブレイクしたコレクションが、Tasmanian(タスマニアン)です。

柔らかな手触りと、高級感漂う光沢に優れ、耐久性と防シワ性が高く、世界中のビジネスマンに愛用される、Loro Piana(ロロ・ピアーナ)の代表的コレクションです。

その名のとおり、タスマニア島で生産された原毛のみをしようしています。オーストラリアの西方に位置するタスマニア島はメリノ羊にとって理想的な生息環境のためフリースの繊維は非常に細かく、それを最先端の紡績技術で紡ぐと、生地に蒸発性、断熱性、耐久性、軽さ、快適さなどの特徴が生まれます。1メートル当たり250gの軽い生地で、季節を問わず通年着ることができます。

 

生地を触ってみても、とても肌なじみが良く柔らかいので長時間でも気持ちよく着られると思います。

Tassmanian(タスマニアン)の生地な中でも私が好きな生地を紹介したいと思います。

このブルーグレーのチェックの生地です。 

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青とグレーの中間色でとても使いやすいチェック生地と思います。

重くない色ですし、1m四方当たり250g/mなので、オールシーズン使用できる生地なので長い期間使えるのも良いです!

Tasmanian(タスマニアン)は濃紺もあります。濃紺でスーツを作ると、ビジネススーツでももちろん使えますし、ネクタイをシルバーに変えたら「結婚式」、黒に変えたら「喪服」など1着持っておくだけで、オールマイティに使うことができるので1着持っておくことをオススメします!!

私はLoro Piana(ロロ・ピアーナ)の生地で一番初めに触ったのが、Tasmanian(タスマニアン)です。

生地を触ってみて、「柔らかっ!」と言うのが率直の感想です(笑)

普通の生地だと手を横に擦っていると少し痛い感じがありますが、Tasmanian(タスマニアン)の生地を擦って触っていても全く痛くないです、ずっと触ってられるくらい気持ちがいいです。

●Summer Tasmanian(サマータスマニアン)

 

Tasmanian(タスマニアン)にシルクをブレンドし、夏仕様に仕上げたものが、「Summer Tasmanian(サマータスマニアン)」です。

ウール素材にシルクをブランドすることによって夏でも光沢のある素材が着たい方におすすめに生地になります。

かなり細い糸で仕上げられており綾織の生地の中では最軽量です。

●Winter Tasmanian(ウィンタータスマニアン)

 

タスマニアンの1m四方当り250g/mでウィンタータスマニアンが340g/mです。

340と聞くと少し重く感じますが、触った感じですとそこまで重量感は良い意味で感じません。

ですが、Super150ウールを340g/mとたっぷり使った光沢、艶、しなやかさを備えた高級品です。

肌触りもパジャマにしたいくらいとても柔らかいです。(笑)

 

●Super200

 

繊維の細さが、13.5マイミクロンというとんでもなく極細の糸で最高のクオリティ素材でとても希少な生地です。

私は、Tassmanian(タスマニアン)の後にSuper200を触りました。

 

この生地も「えっ!さっきの生地もめちゃくちゃ柔らかかったのに、もっと柔らかくて気持ちいい!(お値段も聞いてさらにびっくり!)」が一番初めに思ったことです。

 

柔らかいが率直な意見で…すみません。。

Tassmanian(タスマニアン)も十分ってくらいとても柔らかいですが、Tassmanian(タスマニアン)の触った生地が、1m四方当たり250g/mです。

 

今回Super200でまず触った生地が、1m四方当たり260g/mでした。

 

この二つはそこまで差はなく10gですが、Super200の方が圧倒的に柔らかくて薄く感じました。

 

薄いと言う感想だと「??」となりますが、私の中では良い意味です(汗)

 

繊維が細かいからこそ、柔らかいしなやかな感じなんだなとずっと触っているとどんどん感じてきます。

●JERSEY(ジャージー)

 

JERSEY(ジャージー)はとても柔らかくて、体の動きに合わせてフィットするストレッチの効いた生地です。

JERSEY(ジャージー)はすごいストレッチが効いているので、スーツを着たままゴルフなどにもいくことができたり、リラックスして着ることができます。

 

ジャケット生地だけではなく、スーツ生地もあるのでパンツも一緒に作ることが可能です。

 

触ってみると肌触りの良い高級ジャージのような感じです。

 

手で軽く引っ張ってみるとスーツとは思えないくらい伸びてストレッチが効いています!これは着ていてストレスなく動けそうという印象です。

 

ここで、JERSEY(ジャージー)のいいなと思った生地のデザインを紹介したいと思います!

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この生地は4色のカラーバリエーションがあります。この中でもグリーンが私はいいなと思いました。春

夏に涼しく着れそうな落ち着いているグリーンで着やすそうと思いました。

 

この生地にボタンを蝶貝にするとさらに涼しい感じでお洒落になりそう!と思いました。

パンツは白でもグレーでも比較的何にでも合わせやすいと思います!

 

●ABITI(アビティ) Spring&Summer

ウール、シルク、リネンで作られている生地です。ウールとシルクでランダムに織られた糸が交互に交差しているので、近くで見ると細かい小さなチェック柄に見えるものが多いです。

ABITI(アビティ)はスーツ生地ですが、ジャケットにも使えそうです。生地を見ているとチェック柄が豊富なので自分の好きなチェック柄を見つけられそうで、見ていてとても楽しい生地です!

目立ちそうなチェック柄もありますが、細かく丁寧に織られていてとてもLoro Piana(ロロ・ピアーナ)っぽく高級感があり、上品な感じに仕上がりそうです。

 

JERSEY(ジャージー)の生地を触った後だったので少し硬く感じますが、肌に当ててみるととても涼しく着られそうな生地です。

個人的にチェック柄がとても好きなので、こんな豊富なチェック柄があるとついつい見入ってしまいます。

本当にたくさんのチェック柄があるのでオンオフ、リラックスしたカジュアルにスーツを使いたい方にぴったりの生地が見当たると思います!

 

●GIACCHE(ジャッカ)

 

ABITI(アビティ)の生地に続いて、チェック柄の多いジャケット生地です。

この生地はABITI(アビティ)よりも織りが甘いです。

 

この生地も様々なチェックがあるのでたくさんの種類の中から自分好みのものを見つけられるかと思いますが、中にはパジャマに見えてしまう生地もあるのでその点だけ注意して選ばないとというのが率直な意見です。

 

チェック柄が好きな私でもあまり見たことのないような色使いや、柄のものがいくつかあるのでこのカジュアルな感じで1着持っていてもいいかもしれません!

触ってみても繊細な感じがわかります。色合いの異なる様々な色の糸でおってあるのでとても深みが出ています。一つの色でも始めてみる感じの色がちらほらとあって斬新だなと感じました。

ジャケット生地なのでパンツは作ることができませんがジャケットとしての甘い織の風合いが楽しめるコレクションになります。

4月に入っての近況報告

ブログ更新が遅れましたが

4月に入り 仕事もひと段落し ようやくブログを更新する時間が出来ました。

コルヴォにも新入スタッフが入って来ました。

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オーダースーツ業界には珍しい女性スタッフです。

最近は女性の管理職の方も増えてきております。

女性用の高級スーツの需要も増えております。

22歳という、若さで、 意欲もあり、勉強熱心で 日々の成長には コチラが驚くばかりです。(笑)

お客様のご要望にお応えできるかと思います。

どうぞ、皆さまよろしくお願い申し上げます。

 

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