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名古屋Corvoお客様からのご質問編「スーツの上着をジャケットとして着ることはできる?」

 「スーツの上着をジャッケト(もともとジャケットは上着という意味ですがここではジャケト単品との意味合いで)として着ることってできるんですか?」とお客様から聞かれました。
 
 答えから言うと可能です。老舗テーラーに怒られそうですが。これはきわめて異例のことだと認識してください。
 
 基本的にはスーツの上着とジャッケトは同じつくりです。着丈が若干違います。
 
 具体的に言うと着丈(上着の背中の長さ)の長さです。ジャケットはスーツの上着より2~3センチ短いです。現在のお若い方に流行のスーツはジャッケトの着丈に近いです。
 
 ちなみに昔のテーラー、サルトリアはスーツの上着とジャッケトとの型紙にゴージを下げたりもう少し差をつけていましたが現在では着丈を短くするだけ対応しているようです。Corvoでもそうさせていただいています。
 
 どれでも可能というわけではなく、普通にスーツ用の上着をそのまま、ジャケットとして使用されたら着丈が長くなんとなくコートのような印象を与え野暮ったくなります。
 
 着丈を短くし、あとは柄と色合いをジャッケトに合いそうなものを選んでいただければジャケットととして御使用は可能です。釦をナット釦(椰子の実から削りだしたもの)にしていただくとより一層、ジャッケトとして使用しやすくなります。
 
 実際にスーツの上着をジャッケトの着丈で仕立てたら少しカジュアルよりになります。どちらかというとお若い方向けのモードスーツになります。ズボンも少し細めにした方がバランスが良くなります。
 
 イタリアの伊達男はスーツ地と思われがちのストライプのスーツの上着(若干、着丈は短め)を何の違和感もなくジーパンと合わせていました。彼らのファッションに対する自由度、対応能力、発想力には脱帽です。
 

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