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クラシコイタリアとは?

 Corvoもそうなんですが、オーダースーツ屋は「クラシコイタリア」という言葉を好みますよね。「クラシコイタリアスタイル」なんていうパターンがおいてあることも。Corvoのオーダーシャツにも「クラシコイタリア」という型があります。正直、クラシコイタリアの使い方を間違えている気もします。
 
 四、五年前まで意図的にアパレル業界が「クラシコイタリアりブーム」を起こそうとする動きがありました。
 
 既製のスーツよりオーダースーツにその動きが大きく、ゼニア、ロロ ピアーナなどの生地ブランドが一躍有名になったきっかけのように思います。(ブームというほど体感的には感じなかったのは私だけでしょうか?)
 
 「クラシコイタリア」というのは「クラシコイタリア協会」というイタリアを代表する「エルノ」「ブリオーニ」「キートン」などの伝統的ブランドで構成された協会の商品(デザイン、縫製など)の傾向をさします。
 
 もともとは伝統的イタリアブランドの地位の確立のために「クラシコイタリア協会」は結成されました。
 
 また、「クラシコ」とは「伝統」の意味のほかにも「最上級の」「上質の」という意味合いも含まれているそうです。ですので彼らの謳う「クラシコイタリア」というのは最高品質かつ伝統的デザインのものを指します。
 
 厳密には「クラシコイタリア協会」に加盟するブランドの商品しか「クラシコイタリア」とはいえないんですが現在では日本のみならず世界的に伝統的イタリアブランドの傾向と認知されています。
 
 日本では単に伝統的ではなくイタリア調の製品を指すだけの場合もあります。また、日本では「クラシコイタリア」という場合、ナポリ調のデザインが多いです。理由は分かりませんが独特の形、ディテールが消費者に分かりやすかったかもしれません。
 
 ちなみに「クラシコイタリア」と謳っているオーダースーツ屋の型はほんとうに伝統的イタリアのデザインを理解しているのか疑問に思うことが多々あります。

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