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オーダースーツの楽しみ(釦選び)

 オーダースーツを作る際、みなさま意外と悩まれる釦なんですが、通常のオーダースーツ店の場合、プラスチックの釦でオプションで三千円前後で水牛釦かナットボタンをつけるのが一般的でしょう。
 
 Corvoの場合、オーダースーツの存在感をより十分に生かすため水牛釦、ナットボタンはお仕立て代金の中に含まれています。「オプションですか?」とお尋ねになるお客様もいますが無料ですのでご安心ください。黙って有料のものを付けたりはいたしません。(笑)
 
 スーツの場合にメタル釦を付けるのは一般的ではないので説明は省きますが、ナットか水牛か決めかねるお客様が多いのですが、一般には水牛釦です。
 
 水牛釦は以前ブログでご紹介いたしましたように水牛の角を削りつくりだすもので天然素材ならではの経年の色合いの変化を楽しめます。
 
 色合いなんですが角の先のほうが黒く、根元の方が白っぽいです。釦に加工されると削りだした部分の色合いによって白っぽいもの黒っぽいものなどに別けています。天然物なので色合いを別けているだけなので全く同じ色合い、模様のものはありません。釦一つ一つに表情、個性があります。
 
 結構、色合いで選ぶのを迷われる方が多いのですが、普段はかれる靴の色に合わせ選ばられると収まりがよくなります。特に淡い色のスーツ地に黒の水牛釦の場合、茶靴は合わせにくくなります。しかし、濃い色のスーツ地に淡い白っぽい釦でも黒靴はよく合います。
 
 ナットボタンは椰子の実を削りだしたものです。こちらも天然物なので全く同じものはありません。
 
 どちらかというと水牛釦より軽やかな印象を与えますので夏物のスーツ、ジャッケトに使われるのが一般的でしょう。
 
 色々な雑誌を読んでいると手付けの千鳥掛けがいいとありますが実際は安定性が悪いのでお勧めいたしません。装飾的なディテールですね。Corvoはあえて安定性のあるクロス掛けにしています。
 
 ちなみにCorvoのオーダースーツは釦は手付けですので針穴の小さな釦をお勧めします。針穴小さいものだと工業ミシンでは針が通らないので手付けならではの釦です。

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