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大阪店

シャツについて②

引き続きシャツについてです。
 
既製シャツにも独自の良さがありますが、オーダーシャツにもまた良さがあります。
 
落合正勝さんがオーダーシャツから既製のシャツに返られたと前回のブログに書かせていただいたのですが、それには時代背景があります。
 
今でこそ、オーダースーツ、シャツはお洒落なイメージですが、十年ほど前まで縫製工場、仕立て屋さんのデザインは現在よりも大きく前時代的で流行に乗った形を作っていなかったことにあります。
 
「大きなゆとりに太いアームホールに狭い開きの衿型」といった、形は市場から受け入れられなくなっていきました。
 
数年ほど前から、仕立て屋さんもネットや情報誌の発達により流行を追った型を起すようになってきました。
 
まるでイタリアのシャツのようなに綺麗なロールを描いた物、腰の絞りを出す腰ダーツ、立体裁断の尻すぼみのカフスなどなど。
 
私自身、ここ数年でオーダーシャツから「ダサい」というイメージは払拭されたと思います。
 
もし落合さんが存命ならまたオーダーメイドシャツに戻ったかもしれませんね。

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