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TALK1~「Corvo」について 対談者 竹村直人~

「Corvo」について 対談者 神戸店支配人 竹村直人~

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Corvo 神戸店支配人 竹村直人 について

「阪急メンズ館」で勤務時に谷口代表に誘いを受ける形で2014年11月、「Corvo神戸店」支配人に就任した。

竹村支配人と谷口代表、Corvoとの関係はCorvoが屋号変更前、「ファイブワン」の名で運営していたときに遡る。

谷口代表は現「Corvo」の前身の「ファイブワン大阪・神戸店」の運営責任者として、運営をおこなっていた。

その当時、竹村氏はCorvo神戸店の前身の「ファイブワン 神戸店」にてフィッターとして採用され、勤務していた。

その後、販売員としてのスキルを磨くため、「阪急メンズ館」に籍を移すこととなる。

ファイブワンからCorvo として運営していた谷口代表から誘いを受け、Corvoにまた、戻る形でCorvo 神戸店の支配人に就任した。

 

今回は内部から、外から「Corvo」を見た竹村氏に「Corvo」についてお教えいただこう。

なぜ、百貨店勤務から「Corvo」へ?

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質問;早速ですが、なぜメンズ館を退職し「Corvo」へ?

竹村氏;私はいつも百貨店の利益構造に疑問を抱いていました。「なぜこんなに高いのか?」と。

百貨店でのオーダースーツの原価率20%前後です。

「Corvo 」は50%前後、適正価格で商品を販売できる環境が「Corvo」にはあると思ったからです。

大袈裟かもしれませんが誠意のある仕事ができると感じたからです。

 

質問;今の立場は竹村さんにとって非常にやりがいのある環境なのですね。

竹村氏;はい!そのとおりです。

コストパフォーマンスの秘訣

質問;海外高級ブランドが数十万で売っているものを「Corvo」では十万前後のお金を払えば手に入る。なぜそれでも運営できるのですか?

竹村氏;会社というのは利益を追求する組織です。

「Corvo」も例にもれず利益追求の組織です。当然、お金がなくては運営できません。「Corvo」のスーツのコストパフォーマンスの理由は単純明快、薄利多売につきます。

質問;クールビスなどで「スーツ離れ」の今日、多くのスーツを売るというのは大変では?

竹村氏;「Corvo」は常にセール価格です。「Corvo」のスーツの価格と質の兼ね合い、すなわち「価値」を知ればおのずと、「Corvo」の顧客になっていただけます。

質問;良いものを売れば消費者は付いてくる。質すなわちそれが広告となるということですか。

竹村氏:まさにおっしゃる通りです。アパレルでは広告費が莫大にかかります。商品ごとに按分して広告比率を出すことがあります。

中には広告費比率と原価率が、広告費率が上回っているケースもあります。お金をかければいいものは作れます。代表は「原価率の高さは最高の広告」といっています。

質問;原価率を上げるだけで、お客さんが来るのでしょうか?それでは他店に真似されてしまうのでは?

竹村氏;鋭い質問ですね。実は「Corvo」の中で最も人気があり、コストパファーマンスの高い商品があります。

「ロロ・ピアーナ」社製の生地の一括仕入れ

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質問;その商品とは?

竹村氏;それは「ロロ・ピアーナ」社製の生地を使ったものです。

ロロ・ピアーナの生地といえばスーツファンから絶大の支持を得た、最高級イタリア生地です。

「Corvo」では屋号変更時に、これを一括仕入しています。

一括仕入れすることで大幅にコストを圧縮します。

通常のバンチ買い(顧客のオーダーごとに一点一点仕入れる形態を指す。)に比べ4割から、高いものでは6割は安く仕入れることができます。

他社に比べこ小売価格として6割は安く販売できるのです。

 

質問;やはり在庫というのは店舗を運営する立場からするとリスクでは?

竹村氏;「Corvo」はありがたいことに多くの方に顧客様になっていただいております。ですので在庫の回転率は非常に高いものとなっており、トレンドに合わせて在庫を入れ替えることができます。初めはなかなか在庫を消却できず谷口代表が自分のスーツとして仕立てていたことも(苦笑)

しかし、いいものは必ず時間がたてば評価を受けます。

現在、「ロロ・ピアーナ」の生地でスーツを仕立てていただいたお客様の7割はリピーターとして「Corvo」を利用していただいております。

大阪店では売上の8割、神戸店でも7割を占める売れ筋商品となっています。

「お客様にいただいた恩恵は必ずお客様に還元する」これが「Corvo」のモットーです。

質問;そして「Corvo」では質の高い商品を売ることが可能となり、より顧客基盤は強固のものとなるということですか?

竹村;全くもってそのとおりです。顧客様から支持を失えば、その店に価値はありません。

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新たな挑戦

質問;今年は「Corvo」としての挑戦が二つあるとお伺いしておりますが。

竹村;一つは「新たなる提案」。

まずは「新たなる提案」という考え生まれた背景について。アパレル業界では集客方法としてセールが横行しています。「Corvo」でもセールをしておりました。本来、値づけというのは適正価格でしているものを、セールで安くするというのはおかしなことだと常々考えていました。

質問;もともと「Corvo」ではセール価格でしたよね。

竹村;おっしゃるとおりです。(笑)本来「ブランド」とは価値を作ってこそ「ブランド」であると考えます。そこで「新たなる提案」をすることとなりました。3月中旬には新モデルの発表を控えております。

二つ目の挑戦は新店舗開拓です。組織としてスケールメリットを生かしより、顧客様に利益を還元できる体制をととのえたいと思います。

質問;本日は長い間、ありがとうございました。次回は新モデルについてお話しいただけることですが?

竹村;はい。紹介したいことが山ほどあります。ぜひ、次の機会にじっくりと。

質問;お話、楽しみにしています!

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