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オリジナルバンチ紹介②生地選考(全7回)

生地選考について まず生地を選考するにあたり、ちいさな生地サンプルを数千種以上を生地商社にご用意いただきました。

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その中から、選考基準を満たす生地を探していくわけですが、これがなかなか楽しいもので私は休みの日を利用してオリジナルバンチの生地探しをしておりました。

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良質な原毛を用いることは当然のことですが、打ち込みがしっかりしていないと強度、皺に対する復元性は落ちてしまいます。

打ち込みというのは単位面積当たりの糸の使用量を指しており、しっかりしているというのは多くの糸を使っているということです。

そして生地の撚り方、太さなどでその生地の強さ、復元力は変わってくるものです。

ビジネスユースを意識し一日中着用されていたとしてもその次の日ハンガーにかけておくだけで嫌な皺はほとんど消え、また、擦り切れたりということがない生地を選びました。

第一回で述べたように上質な原毛を用いてウェイトもしっかりとある仕立て映えする生地を選ばなければ良いスーツは生まれません。

そこで我々が最終的に選出した60種類の生地には英国生地メーカーを代表するメーカー、高級メゾン御用達の生地メーカーの生地から選出したスーパー120s~140s、ウェイトは250~280g程度のものがメインとなっております。

あえて生地メーカーの名を伏せたのは、ブランド名に惑わされず本当にいい生地を手で触っていただきその良し悪しを判断していただきたいからです。

色味や柄は当店のアイコンとなる「奉文」(ともゆき)に代表されるようにCorvoのスーツとは「テーラードの伝統を守りつつも、クラシックな趣を残しつつも、どこか都市的である」との意匠の考えの基、幅広めのストライプ、マイクロチェックなど他店では取り扱いの少ない生地を豊富に揃えました。

本当は書き足りない気持ちですが、具体的な生地紹介は第四回に譲るとします。下にそのほんの一部を写真にて紹介いたします。      

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三回はバンチの作成についてご紹介させていただきます

 

オーダースーツCorvo

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