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名古屋店

キャメルのコート

近年の流行は丈の短いものだった。

Corvoでは長らく、ロング丈のものを提案してきた。

私は身長168㎝だが110㎝のものを愛用している。

今まで好まれた軽量の生地から、正統なコートへの回帰の中でカシミヤ、重重量のウールなどの生地が主流となっている。

正統で上等なコートいえば、カシミヤのものが定番だが今季押したいのはキャメルだ。

染色が難しくナチュラルな原毛の色は、キャメル色(ラクダ色)と呼ばれるようになった。ちなみに「ラクダの股引」は「ラクダ色の股引」のことである。

今回はロロピアーナのバンチに珍しい濃紺、黒がコレクションされている。

 

201610932242.JPGLolo piana Baby Camel Hair

ラクダは寒暖の差の激しい砂漠での生息に耐えるため、多孔質繊維の毛は間に空気を含み、保温性、吸湿性と発散性に優れる。

非常に強靭で弾性があり、長い間、フェルト感を楽しむことができる。よほどのことがない限り、一生買い替える必要はない。

コート素材として申し分ない。

ラクダの毛の生産量は年150万キロと言われる。ウールの0.14%。カシミヤの半分程度。

特に生後半年のラクダから取られる、ベビーキャメルは大変希少で一頭の一生のうち一回しか採取できない。、特に手触りに優れる。

 

Corvo Nagoya

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