スーツのメンテナンス
こんにちは。
今回は前回の続きを書いていきますね。
前回分をまだご覧頂いてなければ、合わせて読んでみて下さい。
前回は汗対策について書きましたが、対策だけでは完璧ではありません。
最後の方にも少し触れましたが、スーツには匂いが染みつきますし皺も付きます。
何もせず放置していればひどくなる一方です。
こんな話があります。
雨に濡れ、放置し、自然乾燥させたスーツを着て初デート二行った男は、振られてしまいました。
理由は「獣臭い、清潔感がない」
身に覚えのない男は原因を調べすぐに判明しました。
そう、スーツです。
スーツの素材は元々動物由来の物が多いです。
その為雨に濡れ、染み込んでた汗と混じると少し獣臭のするものがあります。
振られた話が嘘か本当か分かりませんが、雨に濡れると少し臭うのは事実なのです。
ただ、メンテナンスをしていれば問題ありません。
その方法は
①まず着用後はしっかりハンガーにかけておく。専用ブラシがあればブラッシングをして汚れを落としてください。
②匂いが気になる場合はファブリーズ。生地の事を考えてファブリーズを避けたい場合は、入った直後の浴室へ掛けておきましょう。
スーツについた臭いに蒸気が作用し取り除いてくれます。
(その際、蒸気によるスーツの素材ごとの影響)
・ポリエステル-熱に強く、吸湿性が低い。影響は少ないが比較的臭いは落ちにくい。
・ウール-熱可塑性が高く(加熱すると容易に形状変化する)、吸湿性に優れるので、シワを取りやすくかつ臭いも落ちやすい。
・シルク-水分に弱くシミができやすいので少し注意が必要。行っても短時間にとどめておくべき。
・カシミヤ-弾性に優れ保湿性も高いので、比較的影響は少なく、臭いは落ちやすい。
③陰干しする。
出来れば着用後、一着につき二日は休ませてあげて下さい。
湿気はしっかり取れますし、持ちも長くなります。
長期保管する場合、メンテナンス後クローゼットにしまう方が多いと思います。
一か月に一度は外に出して風通しをしてあげて下さい。
湿気を取り除き、風化を防ぎます。
基本的にはこういった感じになります。
簡単ですよね?
しかし、やるかやらないかで後々大きく差が出ます。
対策もそうです。
スーツを嗜む者として、しっかりおこなっていきたいですね。
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