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代表コラム

スーパー200の生地でスーツを仕立てる。②

職人さんからの仮縫い上がりの連絡を受け 仮縫いに行ってまいりました。

ディラーの社長と打ち合わせ中のご連絡でしたので、社長にカメラマン役をお願いし二人で向かうことに。

道中、社長に「テーラーがスーツを仕立てに行くって、どいうこと?(笑)」

私が「マクドナルドの店員は毎日ハンバーガー食べるんですか?」 「フェラーリ屋がフェラーリを毎日乗らないでしょ!」

とのやり取りを交えつつテーラーさんに車で向かいました。

 

到着すると店の天井が漏水で雨漏りしたのこと。

心で「修理代の足しに、また一着作ろう」と思い。

着せ付けていただくと、全体的にはほぼ完璧でした。

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私が「これでいいじゃないですか?」というと

職人さんが「早い!ちょっと見させて」と慌て顔(笑)

テーラーあるあるで、つい自分のスーツだとお客様のスーツと違いあまり気にしなくなりますね。

ちなみに案外、昔からの腕利きのテーラーでスーツを着て接客する人ってすくないものですね。

ブランドショップではなく、テーラーに定期的に通う方は、「外身より中身」という方が多い気がします。

「自分のスーツが良ければよい」という感覚があるのでしょう。

後から気付いたのですが、僕のスーツを仕立てている職人さんは半袖シャツ。

ジャケットはチェンジポケット、腰ポッケトの位置を微調整。

パンツは特に問題なく調整なし。

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気分でサスペンダーボタンを依頼。

ベストは「襟みつ」「脇下」を1㎝ずつ出す、微調整で完了。

幅広のショールカラーということでラペルの返りを重視し、固めの芯地を入れることになりました。

V型のボタン配置のダブルのベストってデザインが難しいんですが、一発で満足な型が決まりました。

職人さんが製図で悩んで仮縫い予定が10日ほど遅れたとのこと。納期にうるさい今日、職人さんのスーツ作りが真剣だという証です。

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お礼をしつつ店を出、お見送りまでしていただきました。

仕上がりが楽しみです。

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