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コート用の生地のご紹介【ウール生地】と【ツイード生地】

さて、前回はコート用生地の高級ライン、カシミヤとキャメルについてご紹介しました。

 

今回はもう少しお手頃な素材についてお話いたします。

 

ウールはお値段だけでなく、お若い方、ファッション性を重視される方にはお勧めの素材です。

 

カシミヤは高価である故に、一生物として使うには無難な生地が良いからと、結果的に単調な柄になってしまう事が多くなります。

 

300g以上のフランネル生地ならばコート生地として問題なく使用できるため、一気に色、柄のバリエーションが広がります。

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屋外では快適なカシミヤコートは地下鉄、屋内などでは保温性がありすぎて暑いです。

 

出先、通勤用としてはウールコートの方が実用性があるのです。

 

一般的な既製品では黒、紺かグレーの無地のコートばかりの中、色柄のあるコートは重くなりがちな冬のスーツスタイルに華を添えます。

 

チェックのチェスターコートなんていかがでしょうか?

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また、ジャケット生地もコートに最適です。

 

スーツ生地とジャケット生地の違いとは柄だけでなく、生地の甘さにあります。

 

というのもジャケット生地はスーツ生地ほどに糸を詰めて織りません。

 

なので同じ重さのものでも肉厚に感じるようになります。

 

スーツ地は一番動きのあるパンツにした際に、摩耗に強くなくてはなりません。ですので糸を詰めて織るのです。

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特にツイード生地のコートは防寒性抜群です。

 

ツイードには着て馴染ませるという醍醐味があります。

 

以前、50代のお客様が「このツイードのコート、学生時代に買ったんだよね」とおっしゃられました。

 

生地が経年の変化で柔らかく馴染んでいたのが印象的でした。

 

昨今の生地は細く、しなやかな糸で織られ、艶っぽいものが多い中、こうしたツイード生地は野趣的で長く着ることで味を増すという違った趣が楽しめます。

 

そろそろ紅葉の時期も近づいてくる頃です。

 

お気に入りのコートで紅葉狩りなどはいかがでしょうか。

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