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代表コラム

ゴージのお話

スーツ、ジャケットの顔は、ゴージ、ラペル幅、胸ポケットの位置でおおよそ決まります。

肩線とゴージが平行なものが多かったです。

ゴージとは上衿と下衿の縫い目のことです。

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お正月の「福笑い」のようにスーツはパーツの配置によって表情を変えます。

完璧なバランスの良い配置というのは時代ごとに変わり、それを取り入れスーツのトレンドは変化していきます。

また、あえて外すことでそれが店、ブランド、顧客のスーツの味となります。

ゴージの高い、低いは良くオーダーを受ける際に要望としてお聞きします。

案外、角度に注目される方は少ないです。

今季はハイブランドの提案するスーツの写真を見ているとゴージの傾斜がついたものが多いです。20191130155648.jpg

肩線と平行するスタイルはナポリのスーツに比較的多いです。

ゴージが高いものは若い印象、低いものはクラッシック。

傾斜のついたスタイルはエレガンスな印象になります。

今のエレガンスをスーツに求めるトレンドからそうしたゴージになったのでしょう。

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