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Ermenegildo Zegnaご紹介

Ermenegildo Zegna
 
エルメネジルド・ゼニアと読みます。高級紳士服ブランドとして、スーツに詳しくない方々への知名度も高いのではないでしょうか。
今回は、このゼニアについてご紹介していきます。
 
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今ではファッションブランドとして、世界で500以上のショップを持つゼニアですが
元は1910年にイタリアで生地メーカーとして設立されました。
ロロ・ピアーナと同じく、ミルの業態を取っていますが、原毛の厳選に特徴があります。

まず、ゼニアでは羊の脇と肩の毛、高品質な部分しか使いません。
ここだけでも贅沢ですがさらに細さと長さ、色、密度、強度を検査し厳選されたもののみが生地になれるのです。
そして基準に合わないものは使用しない、というところからも徹底したこだわりが窺えます。
 
これだけこだわりがあるのだから、さぞ原毛が細いらしい生地なのだろうと思いきや
実はゼニアにはSuper●●'sという表記がありません。
15milmil15(15ミルミル)が15ミクロンの原毛を使っているということから付けられたシリーズ名でSuper170's相当なのですが
こちらもあえてSuper表記をしていませんね。
 
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というのも、原毛の検査項目を前述したとおり、細さだけでなく密度と強度もゼニアは重視しているのです。
テキスタイルデザインはシンプルな物が多く、日本のビジネスシーンにも合っています。
以前紹介したロロ・ピアーナが女性的ならばゼニアは男性の筋肉のような雄々しさを感じさせる雰囲気で
見た目と実用性を兼ね備えたブランドだと言えるでしょう。
ゼニアは目的に応じてシリーズが分かれているため、選びやすくもあります。
 
 
トラベラー
250gのオールシーズン向け。
「ハンガーに掛けておけば、翌日にはしわが取れる」と言われるほど、非常にしわになりにくい加工をした生地です。
名前の由来であり、出張(トラベル)が多い人向けに開発されたシリーズ。
高級感を持たせつつ、日常のビジネスシーンに限りなく落とし込んでいるため少しシャリ感があり、光沢も激しい主張がありません。
 
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トロフェオ
240gでオールシーズンむけ。
ゼニアの生地は軽いのですが、密度があるため肉厚でしっかりとした生地感で着ていてストレスがありません。
さらにSuper150'sクラスの原毛で織られた、なめらかな肌触りと艶があるため仕立て映えする生地です。
見ただけで高級感が伝わるためここぞというとき、目上の人から認められたいときにいかがでしょうか。
 
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CARLO BARBERA(カルロ バルベラ)ご紹介

十五夜、中秋の名月を過ぎ、夏の激しさが和らいできましたね。
Corvoでもご成約の数と共に秋の訪れを感じています。
さて、今回は生地メーカー界でも並々ならぬこだわりをもったブランド、CARLO BARBERA(カルロ バルベラ)についてご紹介していきます。


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バルベラは1949年、イタリアのピエモンテ州ビエラにて生地メーカーとして設立されました。
カルロ・バルベラの製品はゼニア、ロロピアーナ、デルフィノ、チェルッティと並んで五大生地ブランドといわれ、世界で高く評価されています。

また、ピエモンテ州では『バルベラ』という品種の赤ワイン用ブドウも多く生産されています。
日本では毎年ヴォジョレー・ヌーボーが人気となっていますが、本来は
温度、湿度を管理した蔵やワインセラーなどで数年から寝かせ、味のバランスを整えてから楽しむものです。
ワインとは生き物であり、さらに高級になればなるほど味は大きく変わります。

ときに、生地メーカーのカルロ・バルベラでは他社に見られない独自の、伝統的な製法があります。
買い付けた原毛を、その特性を引き出すため約7度の気温、75%の湿度に保たれた蔵で半年から一年ほど寝かせて
ウールにとって一番良い軟水を使いながら染色し、
効率重視でない、伝統的な機械でゆっくりと空気を含ませながら生地を織りあげています。
まるでワインのような製法ですね。

 

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カルロ・バルベラも原毛がSuper130's~と細めなことから、マイクロチェック柄も得意です。
ポイントとしてトレンドの色を大胆に入れているため、イタリアらしい粋を表現した遊び心のあるデザインが豊富な事が特徴です。
また、チェック、ストライプというベーシックにこだわらない個性的な柄も多いです。
肌触りはなめらかでさらりとしており、上品にこなれた雰囲気を演出してくれます。


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先日、バルベラも19AWの新作が入荷いたしました。
秋冬に向けたウール100%のふくよかでハリのある生地と、フランネル生地が多数おさめられたバンチは見ごたえがあります。
生き物のように、育て上げるように生地を作り出すカルロ・バルベラ。一度味わってみてはいかがでしょうか。

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ロロピアーナ新作紹介

大阪店がオープンし、一週間がたちました。

ここで改めてCorvoの主力であるロロ・ピアーナについてと代表的な生地コレクションの 特徴についご紹介していきたいと思います。

ロロ・ピアーナは1924年、イタリアのピエモンテ州ベルチェッリ県クアローナで、最高級カシミヤと最高級ウールを扱う生地メーカーとして創業されました。

ベルチェッリ県の隣には数々の生地メーカーの工場が建つ高級織物産地として有名なビエラ県があり、ロロ・ピアーナも名門生地メーカーとしてその名を連ねています。

ロロ・ピアーナがここまでのメーカーとなれたのは「最高の製品のみを保証する」というポリシーがあり 「ミル」という、工場や織機を所有し、糸の原料である繊維の生産から毛糸の紡績、服地の織布といった生産を主とする毛織物工場の枠だけでなく 布地の流通、さらにオリジナルの洋服、小物の製品化まで自社で一貫して行うSPAという業態をとり、そのクオリティを維持しているからです。

オリジナルの製品は、洋服や小物をメンズだけでなくレディスやキッズ向けにもさまざまなアイテムを展開しており、 ラグジュアリーなトータルファッションブランドとして世界のハイクラスな方々から愛されています。 高い生地と言えばSuper●●'s表記、と形容してもいいほど高級生地ブランドは原毛の細さに拘り、滑らかさと艶を追及しているものですが ロロ・ピアーナの生地のなめらかで柔らかい手触りと、しっとりとした上品な艶は他のブランドからも一線を画しており スーツに詳しくない人にも、触れるだけでその高級感が伝わるでしょう。

また、ロロ・ピアーナは細番手ゆえの凝った織り方をした繊細なテキスタイルデザインも魅力です。

同系色だけで織り上げるのではなく、色糸をポイントとして入れることで深みが出、また馴染みやすさも兼ね備えます。

チェック柄が特にロロ・ピアーナらしさが出やすく、遠目からは無地に見間違えるようなマイクロチェックがおすすめです。

TASMANIAN Super150's Wool このタスマニアンは、ロロ・ピアーナの名前が世界に広まるきっかけとなった、代表作ともいえるシリーズです。

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上質なSuper150'sのタスマニア産メリノウールを100%使用し、最新テクノロジーによって織り上げると 柔らかい手触りと艶に加え、耐久性、防シワ性などの実用性も兼ね備えた仕上がりになります。

さらに蒸発性があり、重さも250gと軽いため、オールシーズン着用いただけます。

柄は代表的なシリーズということでカラーバリエーションが多く、ロロ・ピアーナらしいデザインが多くあり、 もちろん定番のデザインもありますが、柔らかみのある絶妙な色味で作られています。 生地の性能、デザインから、日本のビジネスシーンに一番馴染むコレクションと言えるのではないでしょうか。

 

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WISH Super170's Wool WISHとはオーストラリア産のスーパーファインメリノウールの中でもSuper170'sという極細の原毛を100%使用して織り上げられた ロロ・ピアーナのなかでも最上級に位置するシリーズです。

カシミヤに匹敵するとも言われる、肌に吸い付くような柔らかい風合いと、それからなるドレープ感は 着る人の格を上げ、ここぞの勝負スーツとして活躍してくれるのではないでしょうか。 WISHの生地見本が先月より新しくなったのですが、前回まで270gだったのが260gへと軽くなりよりオールシーズン向けへ。 肌触りは少しシャリ感が出たことから、糸の撚りをさらに強くしたことが分かります。

柄も元々タスマニアンと比べると落ち着いた色柄が多かったのですが、新作はより色糸を使った生地が増え ロロピアーナらしさが顕著になったように感じます。

前作より耐久性が上がり、柄の馴染みやすさも含め通常のビジネスシーンに合うようにもなりました。

Wool & Cashmere FLANNELS 最高気温を出すかという季節にご紹介するのは気が引けるのですが、冬の生地にも変化がありました。

いかにも冬用の生地、という起毛したフランネル生地となっているこのシリーズ ウールの丈夫さ、暖かさという要素を軸にして、 カシミヤの配合は5%ではありますが、特徴のぬめり感のあるしなやかさも表現された生地となります。

柔らかくもしっかりした生地ですから、仕立て上げればドレープが美しく出て、品よく優しい印象になります。 デザインは冬用と言っても暗い色のみに落ち着かず、ロロ・ピアーナらしく多色混ぜ込んだり、ポイントの色使いで重くなり過ぎないようになっています。

今回の新作は紫の色糸を使ったデザインがあり、遊び心を持ちつつも優雅で高貴な大人の男性を演出してくれます。

大阪店リニューアルオープンのお知らせ

大阪店リニューアルオープンのお知らせ 8/1より、ヒルトンプラザイースト4FにてCorvo大阪店をリニューアルオープンしております。

また、ご購入いただいたお客様にはささやかながらプレゼントをご用意いたしました。

お知らせページ( http://www.sartoriacorvo.com/contents/2019/07/post-97.php )

営業時間は11:00~20:00、年中無休へ変更となっております。

お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りくださいませ。

四月に入りジャケットも

こんにちは。

気づけばもう四月ですね。

新社会人の方々は仕事が始まってもう二週間になるところでしょう。

新たに何かを始める方が多い時期でもあります。

また新年号も発表され、五月より「令和」となりますね。

平成生まれとしてはなんだか不思議な感覚です。

慣れ親しんだ「平成」という年号が薄れていくようで、、

しかし個人的に「令和」という響きは好きです。

どういった時代になっていくのか、どういう時代にすべきなのか、個人としてはどう生きるべきなのか、一度考えてみるのもいいかもしれません。

時代の節目というのはある意味で自分を見つめなおすいい機会でしょう。

スーツも新調したいところですね(笑)

さて、四月に入りだいぶ暖かくなってきました。

まだ油断できない日もありますが、、

アウターはそろそろ出番が亡くなりますね。

軽めの装いの準備をしなければなりません。

もうすでに準備されてる方も多いかと思います、ご来店頂くお客様からもパンツのみであったりジャケットであったりといった注文を頂くここ最近です。

ジャケットに関してはオフで着用できるカジュアルなものからビジネスシーンに適したものまで幅広く。

どちらかと言えばオフで着用できるジャケットの注文が多いように思います。

奥様と食事に行く際には特に大活躍ですね。

私服で何を着ればいいかいまいち分らないといった方にもジャケットはお勧めです。

仕立ての段階で個人に見合った一着になりますから、ハズすことがありません。

これからの季節であれば、中にリネンシャツを着てより軽さを出してもいいでしょう。

物足りなければネッカチーフを巻いてみたり。

ジャケットの色柄を軸にコーディネートするだけですから、もちろんアドバイスもさせて頂きます。

せっかくなのでオシャレは楽しみたいですよね。

平成最後に自分らしい一着を仕立ててみてはいかがでしょうか。

夏のドレスシャツ

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皆さん花粉は大丈夫ですか?

例年に比べ今年は多い気がします。

今までで一番、、某ワインみたいです。

しかし春の訪れ次は夏、暖かくなってもきましたね。

コートはそろそろ出番がなくなってくるところ、しまい込んでいる方も多いのでは。

かわりに薄手のジャケットやシャツの需要が増えてきます。

今年の夏も暑いでしょうから、対策としてシャツは拘っていただきたいところです。

定番ではリネン混の生地、クールマックス、粗目の綿100。

逆にポリエステル混は避けられることが多いです。

ただ近年では機能性の高いものがあります。

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吸水速乾に優れた生地。

人は冬場でも知らず知らずのうちに汗をかいています。

夏場だと当然比ではないですね。

額から滴り落ちるほどの汗をかくと不快感があります。

そこでクールマックス吸水速乾。

体感結構変わります。

実際に着てみて違いを感じることは、物事を理解し納得する手助けとなります。

働き方や拘りにもよりますが、気になる方は是非。

一度自分に合った素材を見つけてしまうと中々離れられない部分はありますが、新たな発見があるかもしれません。

CARLO BARBERA/MARLING&EVANS

3月に入り、徐々に暖かくなってきましたね。

まだ冷え込む日もあるので油断はできませんが、、

衣替えシーズンである現在、バンチブックは新シーズン物が揃います。

そこで、今回は先日入荷したばかりの生地をご紹介。

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イタリア五大メーカーの一つカルロバルベラより、今季も素晴らしく綺麗な生地が揃います。

上級糸で美しい生地を生産するバルベラならでは。

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そしてマーリング&エヴァンス。

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イングランド発祥の英国地になります。

マーリング&エヴァンスはフランネル素材でその名を広め、かのロールスロイスが車の内装に使用した事でも有名です。

特徴的な英国スタイルを提案し、数々のスーツ好きを魅了するマーリング&エヴァンス。

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惹かれるジャケット地、見るだけで楽しくなってきます。

春夏になると羽織りものはクローゼットにしまいがちですが、春夏こそスーツやジャケットに拘るべき季節です。

温かく、暑くなってもあえて羽織る楽しさ。

無理のないようにというのは前提ですが、新たな発見があるかもしれません。

それを叶えてくれるこちらのバンチブック、是非店頭でご覧ください。

 

近況

気づけばもう3月に入ろうかというところですね。

皆様はいかがお過ごしでしょうか?

時が経つのは早く、ついこないだまでお正月だったような気がします。

5月にはゴールデンウィークも控えており、今年はどうしようかと既に計画を立て始めているお客様も。

楽しみがあるのは良いことですね。

我々のような職業だと大型連休とは縁がないのですが、楽しそうなお話を聞けるだけでもじゅうぶんです。

また様々な行事のある時期なので、スーツの注文はイベント用が多いですね。

「就職してから使えるスーツ」「息子娘の卒業式、入学式で着ていけるスーツ」「祝いの席で切れるスーツ」など。

季節のかわりでそろそろコートやダウンの出番も少なくなってきますから、さっと羽織れるジャケットが欲しいという方も多いです。

オーダースーツやオーダージャケットは一度はまると抜け出せなくなります。

イベントがきっかけで初めてオーダーし、そこからどっぷりハマっていくパターン。

素晴らしいと思います、ありがたいことですね。

スーツにしてもジャケットにしても、梅雨入りくらいまでは気持ちよく着用できるので、お考えの方はいつでもいらしてください。

まだ気温が急激に下がったり、またちょっと温かくなったりと安定しない気候なので衣替えには早いですが、次の準備は大切です。

今季のスタイルはどんな感じにしようかなんてイメージしながら、日々頑張っていましょう。

「ちょっとお話だけ」という場合も気軽にお越し下さい。

お待ちしております。

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筆記具

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小学校では鉛筆、中学校ではシャーペン、高校大学ではボールペンを使用していました。

こんな感じでだんだんグレードアップしてきた記憶があります。

では大人になった今はどうでしょう。

ビジネスシーンでも筆記具は必須アイテムですね。

ですがスーツ、バッグ、靴には拘っても中々筆記具まで手がいかない方は多いと思います。

書く、記入する為に使用されるだけの道具として存在している筆記具に、そこまでお金はかけられない。

影の薄いアイテムになりがちですよね。

そんな筆記具ですが、本来は愛用品として存在するべきものだと思うのです。

筆記具はその用途から、知性を感じさせます。

知的面で自身を飾るアクセサリーです。

人前に出すことが多いでしょうし、取引先などではなおの事。

嫌でも目に付きます。

例えば数千円でも、自分で選び拘った物ならそれは武器です。

「時計は良いものを」と昔から言われるように、筆記具にも当てはまる事だと思います。

モチベーションアップにも繋がりますし、長く使用できるなら愛着がわきます。

メンテナンスも怠らず、入れ物にも気を遣えばパーフェクトですね。

 

スーツのサイズ感

自分で拘りのサイズ感が既にある方は良いのですが、そうでない方。

どのくらいのサイズ感でスーツを着ればいいのか分かりませんよね?

普段既製品を着ている場合、初めてオーダースーツを仕立てればその違いは歴然。

オーダーメイドですから、体型に沿ったスーツが仕上がります。

お任せいただければ、好みをヒアリングしたうえでお似合いのシルエット、サイズ感で仕上げます。

普段からオーダーで仕立てているがあまりピンときていないという場合、お店を変えるか納得いくまでとことん突き詰めましょう。

お店によってスタッフ・癖・スーツモデルに違いがありますから、同じ数値でスーツを仕立ててもサイズ感は変わります。

まずHPでフィーリングの合うお店を見つけ、実際に行ってみて良さそうであれば一着作ってみる。

そうして自分に合ったサイズ感を模索するのが良いでしょう。

そのまま継続できそうなお店なら、二着目三着目とだんだん自分の好みがわかってきますからそれを交えながら模索していく。

結局は好み次第になってきますが、サイズ感とはそういうものです。

100人いれば100通りのサイズ感があります。

ただ一般的に体に沿ったスーツを着たい場合、やはりお店のスタッフに任せるのが無難です。

それも出来るだけ年季の入ってそうなスタッフに。

小規模テーラーの場合は人数も少なく選ぶ余地が無い事が多いですが、その分知識や技術は豊富ですね。

大規模のお店だとスタッフの数は多いですが、それぞれ知識や技術に差があることもしばしば。

重要なポイントになるので、ぜひ押さえておいてください。

自分好みのサイズを模索していきましょう。

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